変化に対する抵抗力をつける方法

変化高校生A「三日坊主にならない方法を教えてやろうか?」

高校生B「どんな方法?」

高校生A「4日間やればいい。」

これはとある予備校CMのセリフだが、秀逸だと感じた。

まさにその通りである。

 

以前の記事でも述べたが、人間の脳は変化を拒むようにできている。

いつもいる場所から抜け出すには、膨大なエネルギーを必要とする。

世の中の統計的にみて、「新しい習慣を定着させるのに最もエネルギーを使う日は、物事をはじめてから3日後」と位置付けられているのだろう。

 

新しい習慣が続けられない理由(おさらい)

ひとことでいうと、脳内で「習慣引力の法則」が働くからである。

習慣引力の法則とは、脳内で発生する「元の習慣に戻ろうとする力」のことである。

元の習慣を言い換えると、新しい習慣を始める前、いわゆる「いつも通り」を指す。

脳内では、「いつも通り」には自分を脅かすものがなく、最も安全な場所と認識している。

そのため、変化を伴う行動に対して脳内で激しく抵抗する。

結果として、新しい習慣がなかなか定着しない。

 

だが安全な場所というものは、得てして退屈でつまらないものである。

「昨日の自分は今日の自分、明日の自分も今日の自分」という、変化のない状態だからだ。

 

変化に対する抵抗力をつける方法

それは、「いつも通り」を避けて、「いつもと違う通り」を通る。

 

具体的な方法としては、

  • いつもとは違う道を通って帰る(上記の言葉通り)
  • 普段は降りない駅で降りて、駅の周りを散策する
  • 行ったことのないレストランに行き食事をする
  • 自分の専門ではない本を読む
  • 一人旅をする など

 

そのためには、一定の投資を惜しまないことが必要となる。

「貯金が趣味なので投資はしない」という人を何人か見たことがあるが、驚くことにその全員が変化を好まず現状維持を好み、さらにパスポートを持たない人ばかりだった。

貯金すること自体は否定しないが、変化を好まない人にはこういった一定の傾向がある。

投資と言っても、高額なセミナーに行くわけではない。

「これくらいまでなら使ってもいい」という許容額を決めて、その範囲内で上記の何かに投資をする。

そうするとまた違ったものが見える。

 

結果はどうなるかは、やってみないことにはわからない。

道に迷って無駄足を踏んだり、駅の周りは住宅ばかりで何もなかったり、出てきた料理がまずかったり、本の内容が専門外過ぎてまったく理解できなかったり、旅先がつまらなかったりする可能性もある。

だがたとえそうなったとしても、「新たなことに挑戦した」という自分の中の経験値は上がる。

(ちなみにドラクエだと敵から逃げたら経験値は上がらないから、リアルのほうが得である)

 

新しい事には不安や痛みが伴う。

だがそんな不安や痛みも、「いつも通り」にどっぷりつかって鈍ってしまった脳を活性化させるための、スパイスの一つである。